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こんばんは。

この記事は続きものなので、ぜひ前回の記事を読んでから読み進めてください。



では、「子どもが勉強を嫌いにならないためにできること」その1についてです。

保護者のみなさん。

お子様がすごく小さいときを思い出してください。

未就学の時です。

こんなときみなさんは「いいよ、やってみな」と言いますか?

それとも、「ダメだよ、我慢しなさい」と言いますか?

「お雛様の片づけをやってみたい」

私は「いいよ、一緒にやってみよう」です。

壊れてしまうものには触らせず、できそうなことを探して、一緒にやったねという時間と体験を持つようにします。


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「手をつながず一人で車道を歩きたい」

これはもちろん「ダメ。手をつなぐか、ベビーカーに乗ってね」です。

命の危険があることはどんなに嫌がって泣いてもNO一択です。

「壁にクレヨンで絵を描きたい」

難しいですが、私はいったん「いいよ、一回だけやってみようか!」です。

でも、「こんな風に汚れちゃうんだよ」と教えるためです。

描いた後は一緒に拭き掃除までやります。

そして、もうやりません。

「石を投げたい」

ダメです。

「もっとバナナ食べたい」

ご飯のあとで、便通に問題がなければ、「あと3口だけいいよ」です。

もちろんあと3口のあとも「もっとください」ですが、それはダメです。


「まだ寝たくない」

なだめすかして、気持ちを切り替えさせて、いろんなことをして気持ちを向かせるようにしながらの、柔らかなはっきりとした「ダメ」、「もう寝ようね」です。

「バイキンマンにもご飯あげたい」

笑いながらの「いいよ」です。

バイキンマンのお人形についてしまったご飯粒なんか、後で拭けばいいんですから。


ここまではなんとなくご理解いただける「いいよ」と「ダメ」だったと思います。

では、もっと大きくなった子どもがこう言ったらどうでしょうか。

「勉強したくない」

私の答えはハッキリしています。

「ダメ」です。


子どもが小さなときはあんなにシンプルで(時に悩ましいこともありますが)ハッキリと言えていたYESとNOが、この欲求に対してはなぜこんなに難しく感じるのか。

勉強するようになって、それがイヤだなと思うようになった子ども。

その子なりの感情の起伏や欲求、信念があるのが分かっているからこそ、答えにつまることもありますよね。


それでも、どんなに大きくなった子どもにだって、「高いガケから飛び降りてみたい」と言ってきたら、ハッキリと「ダメ」と言えますよね。


それと同じです。

勉強は必ずやるもの。

そこに「やらなくてもいいよ」があってはいけないんです。

やらない選択肢を与えてしまうからこそ、子どもが苦しくなります。

だって面倒くさくて気が向かないこと、やらなくてもいいんだ!と一度思ってしまったら、頑張るのがすごく大変になるじゃないですか。


もちろん例外はあります!

運動会で頑張りすぎて今日はもう寝た方が良いとき。

学校でとてもつらいことがあって、どうしても行きたくないとき。

体調がとても悪くて寝込んでいるとき。

誕生日は一日中ディズニーランドで遊ぼう!と決めているとき。


そこに理由がちゃんとあったり、子どもに取り返しのつかない無理をさせてしまったりするのであれば、いったん勉強をお休みすることは大切なことです。


重要なのは線引きです。

基本は絶対にやるもの。

でもこんな場合はお休みすることがあってもいい、という基準を設け、保護者がそこを決してブラさないことです。


判断は難しいですが、「ここは頑張らせてはいけないとき」というのが、きっと保護者には分かるはずです。

子どもをいちばん近くで見ているんですから。


保護者が責任をもって、確固たるNOを言えること。

そして、決して揺らがないこと。

これがまず必要なことの1つ目です。


続きます!

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