こんばんは。

上板橋の学習塾、久賀塾の久保田です。


先日、とんでもない事実が発覚しました。

塾に来ているのは近隣に住んでいる生徒が大半ですが、家が遠い生徒も数人います。

北園高校が近いので、東京の南の方に住んでいても、学校帰りに通うことができるんです。

話の流れで、「大田区の方は…」と話していたら、受験生のうちの１人がボソッと「それ、どこ？」と漏らしました。


高校生が「羽田空港の近くだよ」と言うと、「羽田空港ってなに？」と驚きの返答。

その上、「東京の西の方？」「いや、西の方は区じゃないじゃん」「東京って区以外もあるの！？」と…。


英語の文法、数学の証明、歴史の暗記、どれも勉強ですし大切な知識です。

でも、勉強だけでなく、生きていくうちで必要な基礎知識ってありますよね。

それって時に受験より大事だと思うんです。


そこで、その時教室にいた全員に尋ねたところ、東京に市があるのを知らなかったのが３人。

急遽、全員で『２３区クイズバトル』を行うことに。


白い紙に知っている２３区を書き出して、一番多く正解した人が勝ちです！

生粋の江戸っ子である山賀先生も参戦。

結果、１０以上書けたのは山賀を含めてたった２人。


「ときわ台」「池袋」という回答も飛び出しました。

全員の力を合わせて答え合わせをしましたが、とうとう最後まで「墨田区」が出てきませんでした。


そして２回戦、山手線クイズへ！

団体戦にしてほしいという声が多かったため、じゃんけんでランダムに２人組を作って戦うことに。

山賀先生と組めたらラッキー！のはずが、意外と接戦。

高校生男子２人組がかなりの追い上げを見せました。


受験生２人組が最下位になるという恐ろしい展開もあり、無事にクイズ大会は終了しました。


負けた生徒が「でも先生、これ受験に使わないですよね？」と負け惜しみ。


２３区をできるだけ多く書けなんて問題はもちろん出ませんが、そんなの当たり前に知っているものとして問題はつくられているので、平たく言えば受験にも使います。

それに、山手線が５個しか分からないという状況に危機感を覚えてほしい。


先日は桃の節句が８月だと言っている子もいました。

子どもたちって、思っているよりずっと、いろんなことを知りません。

必要なことだと思っていないから、知らなきゃとも思わない。


日々の中で、またはこういう機会の中で、少しずつでもそういった穴を埋めてほしいなと思った久保田でした。



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