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こんばんは。

上板橋の学習塾、久賀塾の久保田です。



突然英語で更新したので驚かれたかもしれませんが、私がオーストラリアで出会った、世界一「ヒーロー」と呼ばれるに値する人についての記事だったので、英語と日本語の両方で書いてみようと思った次第です。

英語版の日本語訳バージョンみたいなものなので、気軽にお楽しみください。


とりあえずこの場では…彼をPeterと呼びましょう。

ヒーローですから、スパイダーマンの名前を貰ってきましょうね。笑


彼と最初にあったのは、私が23歳でオーストラリアに渡航したとき。

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私は当時ちょっと尖っていて…大学を出て新卒で就職するのがイヤで、オーストラリアで1年のワーキングホリデーをしようと思っていました。

両親はとても驚いていましたが、好きにやって来いと送り出してくれました。

新卒で就職しないって、今思えばなかなかの暴挙ですが…とにかく私はそうしたかったんですね。


国が決まれば次は都市です。

シドニーやメルボルンが王道でしたが、せっかく行くなら都会過ぎず田舎過ぎないレアな土地に行きたかった私。

そこで、Perthという町を知りました。

今思えば、あまりに英断だったなあ。

最高の経験しかしませんでしたからね。


渡航前、父がツテをたどってPerth出身の人を探してくれました。

地元の近くで、Perth出身の人が先生として働いていることを知り、お話しする時間を貰いました。

その先生が「いまPerthに住んでいる友人を紹介するよ」と繋いでくれたのがPeterでした。

Facebookから連絡したところ、彼はなんと「最初はうちにホームステイして色々整えればいいよ!」と言ってくれたのです。

会ったこともないし、完全に他人の私に対して、そんな提案をしてくれました。

すごいことですよね。



当日、空港まで息子さんと一緒に迎えに来てくれてから、彼は本当にすべての事を助けてくれました。

部屋も貸してくれたし、ご飯も用意してくれましたし、銀行口座の開設やスマホの契約、仕事探しから家探しまで…彼のお陰でできたことばかりです。

でも、これだけが「ヒーロー」の所以ではありません。


彼はいつ何時でも、人と喋るとき、「いいよ」「わかった」の代わりに「最高!」「すばらしい!」「ありがとう!」「完璧だ!」を連発するんです。

しかも全然イヤミじゃなく、心からの笑顔と共に。

相手の名前を聞いただけで"Sweet!"と返事する様子には最初びっくりしましたが、この会話の仕方が本当に素敵だと思ったんです。

褒められてイヤな人なんか一人もいませんもんね。


とにかく世界一やさしく、懐が深く、ジェントルマンなPeter。

でも、彼をヒーローだと思っているのは私だけではありません。

私の母もなんです。


私がオーストラリアにいる時、両親が訪ねてきてくれました。

その時もPeterは当然のように部屋を貸してくれ、車も貸してくれて、観光にたくさん連れて行ってくれました。


観光に行ったある場所での出来事です。

そこは綺麗な白い砂の砂丘で、小さなソリを借りて砂滑りを楽しむことができました。

私たちももちろん挑戦しようとしたのですが、私の母は怖がりで…。

砂丘の上で「怖いよ~!」と叫んでなかなか動けずにいました。

隣で見ていた私たちは爆笑。


しかし、後ろからちょっと嫌な英語が聞こえてきたんです。

どうやら近くにいたカップルが母の叫び声をうっとうしいと感じたようで、英語でなにやら文句を言ってきていたんです。

母はほとんど英語が分かりませんが、不穏な空気なのは察して、どうにか滑り降りていきました。

なんだか楽しい時間にケチがついちゃったな、でもそんなにうるさかったかな…と悲しい気持ちになっていたら、なんとPeterがその男性に話しかけたのです。


あらあら!


ソリすべりで叫んでいる人はそこら中にいましたし、母の声が特段大きかったわけでも、誰かの邪魔をしていたわけでもありません。

単によく分からない日本語で大きな声を出していたのが少し気に障ったのかもしれません。

話しかけたPeterはいつもの笑顔を崩さず、「ごめんなさい、なにか気に障りましたか?」と一言。


しばらく会話は続きましたが、Peterは相手に「みんなと同じように楽しんでいるだけで、なにも問題ではないし、彼女がそんな風に言われる筋合いはないんだよ」と本当に丁寧に説明していました。

最後には相手も「分かったよ」と言い、それだけでもすごいなと思ったのですが…すごかったのはこの後。

Peterは相手の背中に向かって「ありがとう、分かってくれて嬉しいよ」とほほ笑んだのです!


何かわからないけれど迷惑をかけてしまった、と落ち込む母に何が起きたかを一通り説明しました。

すると母は口をポカンと開けて、「ヒーローだね…」と。

そうして彼女の出来る限りの英語でPeterに感謝していました。


そんなこんなで、私たちは彼をいまもこっそりヒーローと呼んでおります。

他にもいろんな逸話があるのですが、とにかく彼の人と接する姿勢、生き方そのものがまさにヒーローなのです。

今回この記事を書いたのは、彼が私の両親をオーストラリアに招待してくれたからです。

今日から2週間、たくさんの予定を用意して待ってくれているようです!


私は残念ながら行けなかったのですが、彼からは「親御さんの事はなにも心配しないでね。パースにいる間は完璧にお世話させてもらうから!」とメッセージが来ていました。

「もちろん、そうしてくれると信じてるからなんの心配もないよ、ありがとう」と返信しました。


両親にとって最高の旅行になることが確定しているので、ぜひぜひ楽しんで帰ってきて欲しいなと思っております。

お土産話が楽しみです!


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