こんにちは。
上板橋の学習塾、久賀塾の久保田です。
私は自分の仕事を『天職』だと思っています。
というか、天職だと思うようになりました。
私はそもそも、非常に涙もろい人間です。
秋の夕暮れに冷たい風が吹いただけでも感傷的になって涙がこぼれます。
それでも、仕事をしていて泣いたことは一切ありませんでした。
塾の先生になるまでは。
私がやっているのは個人経営の小さな塾です。
教室は1つだけ、生徒は多くても20人。
ただ勉強を教える場所ではなく、人生に関わる『居場所』として塾をやっていたいからこそ、私が責任をもって人生自体に関われる人数だけを見ることにしています。
塾にはいろんな生徒が来ます。
生徒の数だけ人生があり、家庭があり、受験があります。
思うように勉強のやる気が出ない、学校で孤立してしまった、家に帰りたくない…。
ものすごく色んな事情を抱えながら、子どもたちは放課後にやってきます。
勉強するというのは、できないことをできるようにしていくことです。
つまり、自分の至らないところにずっと向き合う作業なんです。
しかも受験というのは…本当に受かるか最後まで分からないくせに、適当に立ち向かうことはできない難関です。
そんな様子をずっと見ていると、本当に心の底から生徒のことばかり考えてしまうようになります。
どうかどうか幸せになってくれ、と思いすぎて、家で涙が出たりします。
それが友達や家族のことじゃなく、仕事で関わる生徒のことだなんて、私は本当に塾の先生になるべくしてなったんだな、と思います。
重たいですね~。
でも仕方ないんです!
勉強を教えて、進路を一緒に考えて、友達の話や家の話を聞いていたら、どの生徒も全員大好きになっちゃいますからね!
だから私は自分を『第三の親』だと思っています。
もちろん第一の親は、そのまま親御さんですね。
第二の親は親戚や学校の先生、時に地域の人たち…子どもたちを取り巻く、必要不可欠な環境のことです。
そして第三の親が私、塾の先生です。
塾は来るも来ないも自由な、いわゆるオプション的な存在ですから、第三。
重たいですね~(2回目)。
これを読んで、「久保田先生そこまで思ってたのか…」と震えている卒塾生がいそうですが、そこまで思っています、事実です。
頼まれてもいないのに。
ちなみに、『天職』だと感じた瞬間についてですが…。
オカンみたいなことをしすぎて、生徒が「ママ~~~~!」と叫びながら教員室に入ってきた時ですね。
めちゃくちゃ笑いました。
この仕事やって良かったな、と心から思いました。
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