こんにちは。
久賀塾の久保田です。
ワーホリ日記、前回はオーストラリアの大変勇気のいる就活について書きました。
『ワーキング』ホリデーで1年滞在する以上、仕事は必須です。
1年遊んで暮らせるだけのお金を貯めてから渡航して、『ホリデー』することもできますが…。
オーストラリアは物価がとても高いんです。
当時、ビックマックセットが大体1200円くらいしたんじゃないかな。
せっかく異国にいるのだから、色んな所の観光もしたいとなると、とんでもない額の貯金が必要になってしまいます。
それを『ワーキング』で補完できるところがこのビザのいいところなので、私も必死に仕事を探していました。
あと、思い立ったら行動してしまうタイプなので、渡航時すでに貯金が10万円くらいしかなかったんですよね…。
無計画・無鉄砲・破天荒が私の長所であり短所なので…。
さてそんな国で、12日目にして私は初めて面接の連絡を貰いました!
gumtreeから連絡したカフェで面接!
おしゃれだし、時給もそんなに悪くない、いいとこだなと思ってたら、なんと…。
「働いてみないとお互いに分からないから、trialとして今からランチタイム働かないか?」とのこと!
そういう試用期間って日本にもあるし、もちろん!と答えました。
trialっていうのもよくある仕組みです。
アルバイトであっても、雇う側だってどんな人か知りたいし、雇われる側も職場の環境を知っておきたい。
あくまでお試しなので、2-3時間だけ・無給のもの。
採用試験みたいなものですね。
初めて海外で働くことにとてもワクワクしながら、すぐエプロンをつけて面接後そのまま就業!
ランチタイムの後、
「君は英語がうまいからこのままtrialで続けよう!」
と言われてとても嬉しかったです!
でも、その後に、時給15$で手渡しになるよ、いい?と聞かれました。
ちなみにオーストラリアの今の最低賃金は時給17.30$。
最低賃金より少ないけど、試用期間が給料安いって日本でもあるし、そんなもんなのかなって軽い気持ちで了承。
これがまずダメでした。
trialってあくまでお試しなので、そもそも
「trialを続けよう!」
がおかしいんです。
さらに、最低賃金以下で働くことを提案されていますよね。
お金を払い始めるなら、それはもう試用期間ではなく雇用のはずなので、15ドルでなんて働いてはいけないんです。
そして、いよいよお給料をもらって働いた夜。
同じ職場の女の子から、やっぱりね…な事実を告げられます。
「そんな安いtrial聞いたことないし、わたしは2時間タダで働いたらその後から普通にお給料もらってるよ!」
そうだよね、そんなもんだよね、と思いながら、レストランの近くで呆然としました。
シェアメイトのZolaが初出勤を心配して、車で迎えに来てくれました。
「Itsuki、仕事はどうだった?」
と嬉しそうに聞いてくれるZolaに、時給の話をすると…。
それはおかしいよ。普通に払わないなら辞めるって言っていいよ!
ワーホリで、特にアジア人は甘く見られるんだよ。
これが普通だよって働かされることあるけど、だからこそ自分を強く持たなきゃ。
Itsukiは自分が歳をとったって理由だけで、好きでもない人と結婚する?
しないでしょ。
それと同じだよ、仕事も!
仕事がないからとか周りに働けって言われたからで決めなくていい、生きていければいいんだから、やりたいことやって生きるために来たんでしょ?
彼女の言葉は私に深く刺さりました。
「私って背が小さいから、大きな車を運転するのが好き!Zola様が通るぞ!って思うの」
とよく言っていた彼女。
車に乗ってなくたって、いつも私にはとても大きな存在に見えていました。
こうして、やっと見つけた仕事を初日で辞めた久保田。
減っていく貯金と自分のプライドを見比べながら、それでもプライドを取ることができたのは、私にとって大きな一歩だったと思います。
私とZola、教会でスコーンを作るの図。
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