違うんです、また9月3日の23:50に書き始めただけなんですよ。
投稿されるころには4日になってるでしょうから先に言っておきますけど…。

タイトル通り、今日は継続について書きたいと思います。
いま、自由が丘の塾では高校3年生、いわゆる受験生しか見ていません。
来年の4月で塾を移転するにあたり、いったん区切りをつけたいからです。
いまの塾からはかなり離れた場所での開塾を考えているので、いまの塾が通いやすいと思っている生徒は通いづらくなってしまいますしね。

2学期に入った今、受験生はもう『楽しさ』だけで勉強を続けるわけにはいきません。
志望する大学に入るためには、時間をかけてこそ成果がでるような学習方法だけでなく、時には裏技のような近道を使わなければならない。
英語に関して言うと、綺麗に和訳することができないようなややこしい英文でも、ここは文法問題のゾーンだからとりあえず正解が出るように解く、ということが起こります。

でも、初回にも言ったように、私は勉強に『楽しさ』があることはとても大切だと思っています。
本来であれば、問題ごとに傾向を掴ませるのではなく、疑問や好奇心を持ったことはできるだけ解決して、納得して次に進むような勉強の仕方が好きです。
しかし、切羽詰まっている時期にはいちいちすべての問題を綺麗に和訳して、いわゆる言語として英語を楽しんでもらう余裕もありません。

勝負の日が迫っている中では、なぜその解答になるのかを追求しつづけてようやく1問解き、その経験を使ってまた新たな1問に挑戦する…という今までのやり方だけでは通用しなくなってくるんです。

それでも、受験においては必要な手段ですし、私もその裏技を生徒に教えることもたくさんあります。
受験対策が悪いとか、面白くない、やらない方がいいということでは決してありません。

じゃあ何が言いたいか…継続が力であるという話に戻りますね。

受験が近づき、そういう解き方も覚えながら勉強を頑張り、春、大学に無事受かったとしましょう!
おめでとう!晴れて大学生です!
そのまま受験生の時と同じボリュームで勉強を続ける子は…なかなかいないでしょうね。
少し勉強から離れて、自分の生活を作っていくことに多くの時間を割くようになると思います。

そこで、継続の経験がものを言うのです。

アルバイトをしようと思えば、履歴書に自分の長所を書く欄があります。
1人暮らしの静かな部屋にいれば、ふと友達と自分を比べてしまうこともあるでしょう。
旅先でなにかをがむしゃらに頑張る人を見れば、自分にはなにかここまで頑張ったことがあるだろうか、と考え込んでしまったりもするかもしれません。

頑張ったことの1番として受験勉強が出てくる人は多いです。
でも、意外となにをやっていたかは思い出せません。
なにせ、受験間近の高校生だった自分はがむしゃらで、なりふり構わない状況だった訳ですから。
それで、漠然と「受験勉強がんばってたな」と思い出す。
「でもなにやってたんだろ?」と思う。

最悪なのは、「本当は私、たいして頑張ってなかったのかも」と思ってしまうことです。
そんなことないんですよ。
受験に向かう生徒はみんな、絶対になにかを必死で頑張っていたはずなんです。
でも、自分よりいい大学に行っている人を見て、自分より頑張っていそうな人を見て、なんとなく自分の努力が霞んで見えてしまう。


そこで『継続』です、みなさん!

「なにをやっていたにせよ、私はずっとやってきた」

これだけは、頑張った期間や内容の濃い薄いに関わらず、ただ自分が諦めず日々机に向かったこと、その事実だけがものを言うところです。
いつでも自分に対して胸を張れる努力です。
とにかく「続けてきた」こと、これは決して揺らがないものです。

そしてこれは、いつか悩んだとき、自分を支えてくれる武器となります。

続けることができる人間であること。

受験勉強は、その『継続』を自分の経験として手に入れるのに、1番取り組みやすく手っ取り早い方法であると思います。
受かることだけではなく、裏技を使ってでも進もうと思ったり、地道な暗記をひたすら繰り返したりしたこと、そのこと自体が人生において大きな財産になることは間違いありません。

なぜここまで強く言うかというと…私自身が、その『継続』をうまくできなかった人間だからです。
こんなに語っておいて拍子抜けですよね。(笑)

できなかったことだからこそ、口うるさく言ってしまうことってありませんか?
同じ轍を踏んでほしくないと思うあまり、ついつい。

その暴走の様子を、今日はご覧いただきました。
なんと1時間もかけて書いてしまいました。

「最初からたくさん書くことより継続を大事にしていこう」と言ってくれた旦那のアドバイスはもう私の頭にないのでしょうか?

明日はもっと気軽に書きますから。
とにかく継続です、みなさん。